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れんらくノート

2018年10月25日

地球にやさしい人からのお手紙

~ポイズン~

 

 もこもこ(預かり保育)に残っている年中組の男の子たち3人に声をかけられる。

「今、穴を掘っているんだけど掘り終わったら、入ってくれない?」

「いいけど、新しめの靴だからなあ、水は勘弁してよ。」

そう答えて穴が掘り終わるのを待つ。

ウッドデッキに腰掛けて”その時”を待つ。

まな板の上の鯉。

 

特に何を相談するわけでもなく、延々掘り続ける3人(もう、何をするかは決まっているんだな)。

 

亀のたらいをのぞきこむ、女の子。

ぴょんぴょんとなわとびを跳ぶ年長さん。

小屋の中で何かしらのご馳走をこしらえる子。

叫びまわって走る男の子。

隣に座って私に舌を延ばして舐めようとしてくる男子。

 

「もこもこ」という名に違わない、のんびりした時間。

笑顔にあふれる時間。

こうやって、子どもたちが子どもたちらしく過ごせるときが、これからもありますように。

 

「できたよ、来て」

一生懸命、掘って20cmほどの深さになった穴。

「入って。」

子どもたちの感覚で言えば腰くらいまで埋まってしまっているように見えているんでしょう。

笑いが止まりません。

「毒!毒!毒が入ってるんだよ!(ゲラゲラゲラゲラ)」

 

「うわ~っ!やられた。保健室の先生に診てもらわなきゃなぁ。よくもやってくれたなあ」

とフラフラになりながら小学校へ退避しました。

いつまでも聞こえてくる笑い声。やってやったの笑い声。

 

年中さんのこの感じ。男の子のこの感じ。くだらなくて、すみません。意味不明でごめんなさい。

世のおかあさん・おとうさん。この残念な感じが男の子のかわいさの全てと言っても過言ではありません。私も、こうだった。宙せんせいも、忠吉せんせいもこうだった。そう思うと、怒る気はなくなるし、愛してあげたくなりませんか。