今年の水族館には、大きな魚がたくさん泳ぐようです。
子どもたちは図鑑で調べた魚の大きさにこだわり、
書いてある大きさ通りにつくりたいようです。
大きな魚が保育室一面に、魚市場さながら横たわっています。
とうとう作業スペースに困った年長さんが、
隣の年中組の前の廊下で作業を始めました。
年中の子どもたちも食い入るように見つめています。
「どうする?ここでいい?」
「そこじゃみえない」
図鑑を見ながら作業するため、
みんなが見やすい位置になるにはどうしたらいいか話し合っているようです。
始めは一人の子どもが手に持っていましたが、
それでは作業ができません。
ああでもない、こうでもないとやっているうちに
収まりのいい場所をみつけたようです。
「シュモクザメだね」
水族館の大好きな年中児がその様子を嬉しそうに見ていました。