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平和学園からのお知らせ

2018年11月28日

アレセイアの輝き 156号

「イエス様の誕生」

学園宗教主任 横山厚志

「ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。」

(ルカによる福音書2章6~7節)

 点灯式を多くの皆様と共に祝うことができることを心から嬉しく思います。今日はプレゼントのことを考えたいと思います。皆さんが今まで受け取ったプレゼントで一番うれしかったのは、誰から何をいただいた時でしょうか。少し考えてみてください。さて、今度はこれからあなたが誰かにプレゼントするとします。誰に、何をプレゼントしますか。少し考えてみてください。相手が本当に喜ぶプレゼントになっていますか。

オーヘンリーという人が書いた「賢者の贈り物」という話があります。あるところに若い夫婦が住んでいました。ジムとデラです。二人は貧しくつつましく生活していました。貧しい二人の自慢は、ジムはおじいさん、おとうさんから譲り受けた金の時計でした。デラは栗色の長い髪でした。

明日は、クリスマスです。二人はそれぞれに相手に何を送るのか考えて悩んでいました。二人は自分の持っているお金を見ました。本当に悲しいくらいにわずかしかないのです。これでは、何も買うことができません。ジムは考えました。あ、自分には金の時計がある。そして妻のデラの美しい髪の毛を思いました。デラのために、べっこうのくしを買いました。デラは夫のジムに何をクリスマスにプレゼントするかを考えました。お金はありませんが、デラには自慢の髪の毛があります。この髪の毛を売って、ジムの時計にぴったりのくさりを買いました。デラは自慢の髪の毛を切ってしましました。そして、ジムの帰りを待っていました。ジムが家に帰り、デラをみるとびっくりしました。結果的に二人の買ったものは役に立たなくなりましたが、お互いに心から相手を想う気持ちが表れた最高のプレゼントでした。

クリスマスは、神の子であるイエス・キリストの誕生日です。神様は私たち一人一人のことを深く愛してくださっています。神様は、本当に必要なものを私たちに送ってくださったのです。それがイエス様。神様は私たちに最高のプレゼントを送ってくださいました。それは神様にとって、自分の愛する子どもを人間に与えることはとても辛いことだったと思います。それでも私たちを神様が本当に愛するがゆえに送ってくださったのです。クリスマスでそのことを考える機会としたいと思います。その神様に私たちは何を送ることができるのでしょうか。(2018.11.16点灯式説教)

平和学園幼稚園

「収穫感謝週間」

11月5日からの1週間、幼稚園では収穫感謝週間でした。年少組、年中組の子どもたちがうどんを踏み、年長組の子どもたちがそれを調理してけんちんうどんを作りました。「うどんパーティーに招待しよう!」と子どもたちが招待状を書き、いつもお世話になっている人を招待しました。みんなで食べるうどんは特別においしかったです。年少組は米粉で作った麺だったため、「もちもちしてるね。」「このお野菜はなに?」と嬉しそうな姿があり、少し苦手な野菜にも挑戦しようとしている子もいました。野菜を作ってくれている人や、いつもお世話になっている人、そして神さまへのありがとうの気持ちを持って行うことができた収穫感謝祭でした。

平和学園小学校

「収穫感謝礼拝」

キリスト教強調週間最終日。朝の礼拝は収穫感謝礼拝でした。この秋までに各学年が育ててきた収穫物について説明をし、収穫に至るまでの神さまのお守りに感謝のお祈りを捧げました。1年生はミニトマトのことを、2年生はサツマイモのことを、4年生は枝豆・ピーマンのことについてお話しました。当日の子どもたちにとって何よりも楽しみは豚汁昼食会でした。5年生が全校児童分、心を込めて作ってくれました。気候のせいもあり体調を崩してお休みをしてしまっている5年生が数名。大ピンチ!と思いきや数々の行事をともに乗り越えてきた5年生。さすがです。難なく、全校児童のお腹も心も満たしてくれました。1年生も、初めてのこのときを満喫していました。奉仕する側の5年生も1年生に、「これくらいの量で大丈夫かな?」と探りながら笑顔でよそっていました。いつもお世話になっているシルバーさんやスクールバスの運転手さんもご招待。用意されていた薬味に驚きつつ、おいしく召し上がってくださいました。6年生にとっては最後の豚汁。思い出の味になったようです。後輩たちにもしっかりと引き継がれていきそうな、5年生の背中でした。見た目にも、味にも、おもてなしにも全てに心のこもった豚汁でした。収穫の感謝と共に、私たちがつながり合い、助け合える場を神さまから与えていただいていることに感謝した収穫感謝礼拝でした。

アレセイア湘南中学校

「クリスマス礼拝に向けて」

待降節を迎え、クリスマスに向けての準備が始まりました。先日、献金係代表者と小学校奉仕委員の顔合わせをし、献金袋を教わりました。これから各クラスの献金係は献金袋作りをします。装飾係は、点灯式に合わせてツリーとリースの装飾を行いました。19日からアドヴェントクランツのろうそくに火が灯り、すっかりクリスマスらしくなってきました。中1は初めてのアドヴェントです。いつもとは違うロビニアホールを見て、嬉しそうな様子でした。クリスマス礼拝に向けての讃美歌練習も始まり、昼休みを使ってパートごとの歌声が聞こえています。少しずつ、生徒たちはクリスマスが近づいてきているのを感じ、わくわくしているようです。中学生の本番での活躍がとても楽しみです。

アレセイア湘南高等学校

「キリスト教強調週間」

11月2日から11日までは「平和をつくる人」をテーマとするキリスト教強調週間でした。夏期休業中に行われた広島平和の旅の報告会、三森牧師や住谷牧師のお話を受けて、平和について深く考える一週間となりました。収穫感謝礼拝では生徒たちが持ち寄った野菜及び果物が壇上に並びました。収穫感謝礼拝の意義、意味を実感する礼拝となりました。集められた野菜・果物は、隣接施設である白十字会林間学校へ寄付しました。共に分かち合うことの重要性を再認識する良い時となりました。