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平和学園からのお知らせ

2015年8月31日

アレセイアの輝き No.136

「失敗を生かすこと」 平和学園宗教主任 横山厚志    

「三度目にイエスは言われた。『ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。』」 

ヨハネによる福音書21章17節

 

 イエス様の弟子の1人にペトロがおります。本名はシモンと言います。ペトロとは岩と言う意味で、それが名前のように使われています。ペトロは弟子達のリーダーでした。ペトロはいろいろな失敗をしてしまいます。一番大きな失敗は、イエス様を三回知らないと言ったことです。

 

 ルカによる福音書を読んでいくと、イエス様が祭司長達に逮捕される前に、ペトロは「主よ、御一緒なら、牢に入って死んでもよいと覚悟しております。」と言いました。それに対してイエス様がペトロに「ペトロ、言っておくが、あなたは今日、鶏が鳴くまでに、三度わたしを知らないと言うだろう。」と言われます。ペトロは、自分は絶対、そのようなことはないと否定します。

 

 イエス様は逮捕され、大祭司の庭に連行されていきます。ペトロは遠くからその成り行きを見ています。そこでペトロは、イエス様の言われた通りに、三度イエス様を知らないと言ってしまいます。次の聖書の箇所は、ペトロがイエス様との関係を問われている場面です。

 

ルカ22:60~62

 だがペトロは、「あなたの言うことが分からない」と言った。まだこう言い終わらないうちに、突然鶏が鳴いた。主は振り向いてペトロを見つめられた。ペトロは、「今日、鶏が鳴く前に、あなたは三度わたしを知らないと言うだろう」と言われた主の言葉を思い出した。そして外に出て、激しく泣いた。

 

 ペトロにすれば、自分の弱さを強く感じたことでしょう。しかし、話はそれで終わりません。それから始まるのです。イエス様は十字架につけられ、死なれ、墓に葬られました。そして三日目によみがえられたのです。復活されたのです。よみがえられたイエス様が弟子達に、復活のお姿を現されます。そして、三度も知らないと自分との関わりを否定したペトロに呼びかけるのです。イエス様はペトロに「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか」と言われました。ペトロが、「はい、主よ、わたしが愛していることは、あなたがご存知です」

と言うと、イエス様は「わたしの小羊を飼いなさい」と言われます。このようなやり取りが三度なされます。三度目が上の聖書の箇所です。ペトロは、イエス様が三度も、「わたしを愛しているか」と言われたので、悲しくなったと言っています。イエス様は、「わたしの羊を飼いなさい。」と言われます。

 

 その後のペトロの働きは素晴らしいものがあります。使徒言行録の前半にペトロの活躍のことが書かれてあります。ペトロの失敗、それをイエス様が良き働きに変えて下さっています。イエス様の関わりの大きさを感じることができます。ペトロは、自分の失敗を受け止め、成長につなげています。私たちもいろいろな失敗をしてしまいます。その失敗を次に生かすことが大切であることを、ペトロの歩みの中で教えられるのです。

 

平和学園幼稚園

「年少組 畑~ありんこガーデン~」

 年少組の畑ではトマト、ピーマン、きゅうり、ナスなどの様々な野菜を種や苗から育てています。子どもたちは「おおきくなーれ」という楽しみな気持ちで水をあげていました。そして実がなってきたのを見つけた子どもたちは嬉しそうに「みて!みて!」と腕を引っ張って畑まで案内してくれました。

 赤くなったトマト、大きく育ったきゅうり、ナスを収穫して子どもと一緒に食べました。初めて食べる経験をした子どもたちは「今まで食べなかったナスが食べられました!」お家の人からそんな報告も聞くことができました。次はどんな野菜がとれるかな?

 

平和学園小学校

「1年生の歯みがき教室」

 1年生では歯みがき教室を行いました。歯には、子どもの歯と大人の歯があること、大人の歯は、抜けるともう生えてこないこと、虫歯はどうしてなるのか。など、歯に関するいろいろなことを、養護の水野先生から教えていただきました。ちょうど歯が抜け替わる頃の1年生にとっては、身近なお話だったことと思います。みんな、よく聞いていました。そのあと、染め出し液を一人ひとりにぬり、どんなところにむし歯の原因になる歯垢が残っているのかを見てもらいました。最後にきれいに歯みがきをしてもらいました。どの子も、『歯を大切にしたい。』『歯みがきをきちんとしたい。』と思ってくれたようです。これから一生使う大切な歯です。歯の大切さを感じてほしいと思います。1年生はお弁当の後、歯磨きをした児童に、歯磨きスタンプを押して歯磨の奨励をしています。

 

アレセイア湘南中学校

「中学修養会」

 6月17日から19日に、中学1,2年生は伊豆の天城山荘において「出会い」との主題のもとで、修養会を行いました。3日間たくさんの讃美歌を歌い、聖書を読み、お祈りをしました。

 校長先生のザアカイとイエス様との出会いについてのお話や平和を作り出すためにどのように発言し生きていくかとのメッセージをいただきました。また、「マザーテレサ」の映画を鑑賞しそれぞれに感銘を受けた様子でした。その他、友達や先生からの聖書を通しての話を聞き、縦割りのグループごとに意見をまとめ最終日に発表し合いました。

 雨の中のハイキングは冷たかったけれども、日常を離れた自然の中での活動は、貴重な体験になりました。

 

アレセイア湘南高等学校

「讃美歌コンクール」

 2015年度讃美歌コンクールが、6月3日(水)午前9時45分~茅ヶ崎市文化会館大ホールで行われました。この日が近づく前から、アレセイア湘南中高では、学校中から、讃美の声が聞こえてきました。まだ練習が始まったばかりのクラス、何度も何度も練習し、課題を共有しながらやっていました。他のクラスの様子を見ながら、自分達のクラスの良いところ、悪いところなどを確認しながら練習をしていました。いざ本番が始まり、緊張しながらも練習したこと以上に各クラス、力強く讃美をすることができました。審査の結果、喜んだクラス、そうでなかったクラスもありました。いろいろな思い出が残ったと思います。この力強い讃美が、毎朝の生徒礼拝の中の讃美に生かされることを心から願いました。