夏休みの礼拝の中で『平和』についてお話をしました。「平和って何だろう?」子どもたちからは「みんなと仲良くする」「優しくしたらいい」「けんかしない」など自分たちの生活から考えた「平和」を発言し、みんなで共有しました。
子どもたちは成長とともにたくさんの出会いを経験していきます。その経験が子どもたちを豊かに育んでいること、とてもうれしく思いました。
私たちの幼稚園では1歳から5歳までの子ども達が、たくさんの出来事や人と出会い様々な経験をしています。楽しいことも、うれしいことも、そして少し悲しいことも。
例えばおもちゃの取り合い、遊びの仲間に入れてもらえない、嫌な言い方をされた・・・など
先生たちはその都度互いの気持ちに寄り添いながら話をしていきます。
時に許したくないくらい嫌な気持ちをかかえるときもあります。
素直に「ごめんね」と言えない時も。先生と友だちと一緒に話し合うことで、自分のこと、他者のことを理解します。そして互いに気持ちの交換ができると心に大きな変化がおこり、また一緒に遊び始めます。話し合うという「対話」を通し、保育の中で「平和」を考えること、子どもも大人も誰もが大切な存在でお互いを認め合うこと、神さまから愛されているということを伝えたいと思うのです。
家庭でも職場でも、学校や幼稚園でも、どこでも平和を作り出すことはできます。
家庭の中でちょっとしたお手伝い、役に立っているという充実感を子どもに与えてあげること。またイライラしてしまう時こそ「ありがとう」「助かるよ!」のちょっとしたひとこと、大人の私たちが感謝する気持ち持つこと。子どもの小さな働きを認め、楽しく過ごす環境が『平和を作り出す者』に近づく第一歩と思います。大きなことはできなくても小さな平和を作りましょう。
子どもとの時間の中に溢れる小さな喜び、日常の何気ない気遣いや言葉。
小さな幸せ、それは=平和につながること・・・今のこの時を大切にしていきましょう。