最近、「待ち合わせ」していますか。「13時に辻堂駅南口の改札ね。」なんて具合の待ち合わせです。集合時間と場所だけ決めての待ち合わせ。私の生活の中ではそういうことをだいぶ減ってしまったように思います。大きくはスマホの影響があるかもしれません。自分が12:45につくのか13:01につくのか、電車に乗った時点で乗換案内を見て相手にLINEをします。「13:01の電車になっちゃった。ごめんね。」というようにすぐに連絡ができます。『了解!』と相手から連絡がくれば、お互い安心して待ち合わせまでの時間を過ごすことができます。一昔前の「待ち合わせ」のようなドキドキ感は大分減少していますね。電車が到着してたくさんの人が改札を通って行く。その中に相手がいないかを懸命に探します。人波が切れる頃に次の電車かな?などと思いはじめ、また待つ姿勢に戻っていきます。「星の王子さま」に登場する、王子さまときつねのやりとりがふと思い出されました(わかった方は、お声がけください)。
幼稚園の中で4・5月は「待ち合わせ」がよく行われます。私は、その光景を見るのが大好きです。なぜ、"待ち合わせ"が必要になるのでしょうか?それは、会いたい人がいるからです。誰に会いたいのでしょう?それは大好きな人です。新年度を迎えるとどの子の生活も大きく環境が変わります。新入園の子はもちろんのこと、進級する子どもたちも同様です。特に大きく環境が変わるのは年中組の子どもたちでしょうか。周りの友だちも、担任の先生も、保育室の場所も変わります。年少組のときに仲良かった〇〇くんや△△ちゃんに会いたいということが、よく起こります。そんなときに私たちがよく言うのが『待ち合わせしてみたら?』という投げかけです。すみれ組と、さくら組の子が「こばと室で"待ち合わせ"」。さくら組とたんぽぽ組の子が「"ルルリリ"の前で待ち合わせ」。朝の支度を済ませた子どもたちが「待ち合わせ」行ってくるねと保育室を出ていく背中は不安を超えていこうとするたくましさを感じるときでもあります。あえて「待ち合わせ」なんてしなくても、子どもたちは大好きな友だちを探して歩き回っています。平和学園幼稚園の子どもたちが自分のクラスに縛られることなく、その日、そのときに遊びたいところへ出かけて行かれる"よさ"がよく表れている場面であると感じます。一日の多くの時間を他のクラスで遊んだり、お昼ごはんの時間やサークルの時間をそこで過ごしたりすることもあります。そんなことをしたら、いつまでたっても慣れないままなのでは?そんな心配が浮かびますか?大丈夫です。子どもたちが安心して園で過ごせるようになってくれば自然とクラスでの時間が増え、人間関係も結ばれていきます。先生方も行かせっぱなしではなく、やりとりをしていきます。「○○組で食べてもいい?」って担任の先生に聞いてきた?受け入れる側の先生もことばをかけ、自分で囲ってしまうのではなくクラスで安心して過ごせる羽根休めのときを過ごせるようにしています。自分の気持ちを自分でことばにできるように。その子に応じた頑張りどきの瞬間が訪れたら背中を押せるように。その時々に応じた関りができるようにと考えています。
おうちの方々にとっても大きな環境の変化の起きた4月でしたね。疲れもたまっているかと思います。なかなか、羽根を伸ばしきるまではいかないかもしれませんが、少し長めのお休みで英気を養ってくださいね。日々のお支えに感謝です。ありがとうございます。