先日、職員室で今お休みになっているふらっふぃーの子ども達の為に「とんぼの眼鏡」(セロファンを張ったとんぼ型のサングラスのようなもの)のキットをお家へ送るため、試作を作っている先生がいました。
その様子を職員室の入り口から見ていた1人の子どもがじっと見つめ、「それなーに?」と部屋に入ってきました。
「とんぼの眼鏡だよ。こうやってのぞくと青い世界に見えるでしょ?」
「えー!おもしろい!すごーい!」
そんな会話をしていたら、もう一人
「なにそれ?」
「とんぼの眼鏡だって!みてごらん!すごいよ!」
そして、また一人別の子が。
「せんせーい!はだかのお人形のお洋服作ってくれたー?・・・あれ?なにそれ!!」
前日に服を作って!とお願いされ、採寸途中の赤い布も見ずに、とんぼの眼鏡にとびつきました。
気付くと子ども3人がとんぼの眼鏡に夢中になっていて・・・
「これほしい!」「わたしもほしい!」「ごめんね、これは小さいお友達のふらっふぃーさんたちにあげるんだ」
なんて会話をしていたらお片付けの時間になってしまいました。
その場にいた園長先生が
「ほら、先生が心配しているよ」と、さくら組の子に。
「ほら、先生が心配しているよ」と、すみれ組の子へ。
「ほら、先生が心配しているよ」と、たんぽぽ組の子へ
「・・・・あれ?全員ちがうクラスの子たちだ!」
全員違うクラスの子たちが職員室に集まり、「とんぼの眼鏡」に夢中になっていたなんて、子ども達も先生たちもその時まで気づかなくて、思わず全員くすっと笑ってしまいました。
おうちの方の中には、他のクラスにばっかり行って、同じクラスの子と遊べているのか心配・・・などのお声をいただくもありますが、平和学園の子どもたちはクラスを超えて、学年を超えて遊んでよいのです。今回の出来事でみんな友だちなんだな、とほっこりした一コマでした。
1人の子どもが去り際に「せんせーい!!ちゃんとお洋服作っといてよー!」
子どもに任せられたこと、私もがんばります!