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れんらくノート

水族館物語 4

2017年6月24日年長

ある日、子どもが色んな教師に相談して回っていました。

「ウツボをつくったんだけど、くねくねさせたいのに

 すぐにまっすぐになってしまうんだけど

 どうしたらいいとおもう?」

トイレットペーパーの芯数本を軸にして、

筒状に縫ったフェルトが周りについています。

「どうしたいの?」

「どうなったらいいとおもうの?」

「どんなものがあるといいかなぁ?」

尋ねられた教師は答えは出さず、色んな質問をし、一緒に考えながら

彼が‘何か‘に出会えるのを待ちます。

彼は、色んなヒントをもらいながらもう片方のクラスへ辿り着き

そこで針金でイワシを作っていた子どもに針金をもらいました。

クラスへ帰るときに、針金をいれて

思い通りのかたちになったウツボを見せてくれました。

あやか.JPGkotarou.JPG

 

水族館活動は、”つくる”ことが目的ではありません。

子どもが作る過程の中で

表現の方法、相談すること、考えること

できるだけたくさんの課題に出会い乗り越えていくことが

目に見えない大切な目的です。

 

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