年中組から年少組へ
年中組から年少組へ、ホールの片付け方の引継ぎが始まりました。
引継ぎを行う前、年中組の子どもに「ホールの片付けって何をするの?」と質問すると、
「つみきをきれいにならべる。」「おままごとのところをかたづける。」
「くみきもだよ。」
「つみきはまどからうえにつんじゃダメなんだよ!」「おもいものはふたりでもつ。」などなど、様々な言葉がでてきました。
「じゃあ、いまはなしたことを、ねんしょうさんにおしえてあげよう」と、年中組の子どもは意気揚々とホールへ向かいました。
しかし、引継ぎを行っていく中で、年少組の子どもにはまだまだ遊びたい子どももいました。年中組の子どもは困るような顔を見せましたが「いっしょにかたづけよう?」「ほら、かたづけないとおわんないよ。」などと言葉をかけ、年少組の子どもたちは「わかった。」「やる。」と答えを出し、片付けの引き継ぎを進めていきました。
1年前に教えてもらったことを、1年間続けていくこと。そしてそれを、また次の年少組に教えていくこと、自分たちで決めたことは最後までやりきるところを見ることができました。
私はこの子どもたちの姿に年中組の1年間で積み重ねた自立があると考えます。今後も、子どもの様々な姿を通して、自立を深めていけるように、子どもと歩んで行きたいと思います。
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