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2019年11月28日

中1 平和の語り部による被爆体験のお話

中学1年生は総合的な学習の時間で「平和」を考える
学びを始めました。その特別講座として,平和を考え
る茅ヶ崎市民の会実行委員会の協力で,「広島での被
爆体験」のお話しを伺いました。

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お話は,爆心地から2kmの自宅で被爆された樫村従子
さんです。原爆が投下された瞬間を目撃し,危険を感じ
て家に入った瞬間に爆発したそうです。

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当時21歳であった樫村さんのお話は,驚くべきこと
ばかりでした。爆風で畳が吹き上げられて,家から飛
び出して行っていたこと。
生きながら体が腐るようになって,亡くなられた方が
いたこと。

今年も強い思いを込めてお話しくださいました。

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樫村さんが今もご健在であるのは,当時,食料を
食べられる仕事をしており,体力があったから生
還できたのだそうです。
食べられることの幸せとその大切さを繰り返しお
話しくださいました。

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お話の後は,樫村さんを囲んで,さらにいろいろ
なお話を伺いました。樫村さんは幸いにも命を失
いことはなかったけれど,
指先は切り落とさなければならなかったそうです。
生徒たちはその指先に触らせてもらいながら,
「生きていることを大切にしてください」という
樫村さんの言葉を受け止めていたようです。

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平和を考える茅ヶ崎市民の会実行委員会から,
原子爆弾のモデルや当時の様子の写真や絵の
パネルをお借りしました。

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樫村さんのお話を伺った後,生徒たちはこの
パネルを食い入るように読んでいました。

最後に佐々木禎子さんと折り鶴,原爆の子の像
のお話を伺い,二度と戦争をしてはいけないと
の思いを深めるました。