春休み中、暖かい日が続き終業式の時にはつぼみだった桜があっという間に満開を迎えました。・・・と思っていたら春の冷たい雨風でずいぶん花が散ってしまいました。しかし、始業式までなんとか残っていてくれました。よかったです。
さて、春休みを終えた平和学園小学校の子どもたちは、元気に登校してきてくれました!
新年度を迎えて一人ひとりが一学年ずつ進級し、新しい教室へと向かっていました。
始業礼拝では今年の年間聖句が紹介されました。
『キリストの平和があなたがたの心を支配するようにしなさい。この平和にあずからせるために、あなたがたは招かれて一つの体とされたのです。いつも感謝していなさい。』 コロサイの信徒への手紙3章15節
礼拝でのお話は校長先生でした。(以下校長先生のお話です。)
『みなさんお元気でしたか。久しぶりに学校で会えてとても嬉しいです。
(中略)
さて、今年度の年間聖句が決まり、私たちはこの一年この聖句と共に学校生活を過ごしていきます。ですから一年の間でこの聖句のことを考え、何度も読んで欲しいと思っています。
「キリストの平和が私たちの心を支配する」ってどういうことでしょう。
「平和」を伝えたい時、たとえば幼稚園の子どもたちにイエスさまのお話をしたり「平和をつくりましょう」と話す時、よく「お友だちと仲良くしましょう」と言います。
「仲良くする」は、小さな子どもたちにとって「平和がつくり出せている」ということが分かりやすい言葉です。喧嘩をしたり友だちと気持ちが合わない時は「平和がつくり出せていないんだ」と理解します。
そして今、ロシアとウクライナの争いがあります。意見が合わなくて受け入れられない状態が続くと、平和からどんどん遠くなっているのは誰でもわかることです。ですから、私たちはどのようにすることがよいのかを考えましょう。
創立者の賀川先生は「四つの平和」というお話をしてくれていますが、その中でも「心の平和」はとても大切であると話しています。
「心が平和である」ことはとても難しいのかもしれません。自分の中にイライラした気持ちがあったり、誰かの悪口を言ってしまうことってありませんか。
そのような時に「キリストの平和」が自分の心の中にあると、心がだんだん落ち着いて平和な気持ちで友だちとも一緒に過ごすことができるのではないでしょうか。
さあ、一学期が始まります。入学式には一年生が希望をもって入学してきます。小学校のみんなでこの一年も自分らしく友だちと助け合って過ごしていきましょう。』
まん延防止等重点措置が解除され、久しぶりに全員が集まって共に賛美歌を歌い礼拝を行うことができたことは本当に嬉しいことでした。
礼拝後、新しく仲間に加わった転入生のみなさんの紹介がありました。
大きな拍手とともに迎えられる中で緊張していたと思いますが、一生懸命に挨拶をしてくれましたね。どうぞよろしくお願いします。
続いて新学年の担任の発表がありました。
子どもたちは興味津々の様子でした。発表をする校長先生も拍手で迎えられ、子どもたちの気持ちの高まりが見てとれました。
各学年の担任が発表される度にグレーニアホールには歓声と拍手の音が響きました・・・。
そして最後に、これからの一年間小学校を引っ張っていく新6年生のみなさんへ激励の拍手が送られました!
このように新年度の始業礼拝・始業式を行うことができました。休み中も健康を守られ新学年として元気に再会できたこと、そして新たな仲間と共に歩みを始められますことに深く感謝します。