あなたがたはわたしの友である
わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟である。友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。わたしの命じることを行うならば、あなたがたはわたしの友である。(ヨハネによる福音書 15章12~14節)
3月は、年度の締めくくりの時であると共に、新年度を迎える準備の時でもあります。とにもかくにも終わりの時を迎え、同時に、新しく始めることができる時も与えられているのです。なんと幸いなことだろう、と毎年この時期が与えられることに感謝しています。
神様は私たちに『体と頭と心』を与えてくださっています。私たちは、これらの贈り物を大切に育て成長させることができたでしょうか。神様は、私たちが弱くても間違っていても、その全てを受け入れ愛してくださっています。私たちは、自分以外の人を受け入れ愛することができるでしょうか。
私たち人間は、努力してもなかなか出来ないことばかりです。そこで、自分の弱さを認め、神様に願い求めるのです。これが神様と向き合うことになり、新しい力が与えられ、自分が変えられることになるのです。
コロナ禍で過ごした2020年度、例年通りには出来なかったことばかりでした。しかし、その中でもできたこと、学んだこともありました。それらは皆さんのエネルギーとなっているはずです。
卒業生の皆さん、在校生の皆さんが、これからも平和学園で学んだことを活かし、「真の平和をつくるまことの人」として歩んでいくことができますように祈っています。
校長 山田 信幸