ホーム > ニュース > 校長室から(アレセイア通信)6月号

ニュース

2015年6月 1日 アレセイア通信

校長室から(アレセイア通信)6月号

            アレセイア湘南中学高等学校に校歌ができるまで(その1)
 

 讃美歌21 第394番(信仰うけつぎ)

   ①信仰うけつぎ、試練(こころみ)に耐えて、今、わが心に 喜びあふれる。

    信仰うけつぎ、今日も進み行こう。

    ②信じて祈れば 世界は主に帰し、真理はわれらに 自由を与える。

    信仰うけつぎ、今日も進み行こう。

  ③敵を愛された 主イエスに従い、愛のはたらきで 主を宣(の)べ伝えよう。

    信仰うけつぎ、今日も進み行こう。

 

 1.校歌のない学校?

  讃美歌394番(信仰うけつぎ)は本校の礼拝でよく歌われる。中高の入学式にも、5月7~9日に行われた高校1年生の修養会でもこの讃美歌が歌われた。讃 美歌のジャンルとしては“学校”ではなく“神の民としての教会”であり、初めて聖書や讃美歌に出会う新入生には「信仰うけつぎ・・」との歌いだしは違和感 を覚えるものではないかと思う。

 2006年4月に着任した時、「この讃美歌(394番)はアレセイア湘南高等学校の校歌にあたるものです。」と説明を受けた。成る程、2番の歌詞には本校の学校聖句「真理はあなたたちを自由にする(ヨハネ8:32)」が読み込まれていた。

由 来を聞くと、平和学園中学高等学校がアレセイア湘南中学校(1999年度)高等学校(2000年度)と改称した以後、中学校では讃美歌第二編の191番 (主のまことはくしきかな)が、高等学校では讃美歌21の394番が新生アレセイア湘南の準校歌として用いられていたのだった。

2006年 度は新たに発足した本校硬式野球部が高野連に入り甲子園大会の県予選に初めて出場した年である。結果はコールド負けであったが、伊勢原球場での初戦、試合 前、保護者の皆さんの「勝ったら校歌どうするの?」「讃美歌を歌うんじゃないの。・・」などと話しておられるのを小耳にはさんだ。校歌を早く制定しなけれ ばと考えた。

 

 2.平和学園校歌

  アレセイア湘南中学高等学校に改称する前の平和学園校歌は、1957(昭和32)年に制定され、下記の歌詞であった。しかし、1番から3番ま では問題ないとしても、繰り返しの部分の“平和 平和 ああ平和 平和学園 わが母校”がアレセイアに変わり、校名としてそぐわなくなっているのだった。

 <平和学園校歌>

        ①朝日に映えてそそり立つ 富士の高嶺(たかね)の白雪に み神の姿偲(しの)びつつ

    たえず進まん清き道    (くりかえし)平和 平和 ああ平和 平和学園 わが母校

   ②黒潮寄する海の辺(べ)の 松の木陰(こかげ)に湧きいずる 知識の泉汲(く)みあげて

    いよよ励まん愛の業(わざ)

   ③太平洋の 彼方(かなた)より 吹けよ潮風(しおかぜ)この園に 望みに生くる若人は

    共に鍛えん身と霊(たま)を

 

 3.作詞者、作曲者

  資料によると、平和学園校歌は学園で公募した歌詞の第一佳作をもとに“由木 康”氏が補作して歌詞とし、“津川主一”氏が曲をつけたものであった。お二人 とも、文学者、作曲家としてだけでなく讃美歌作家として著名な方で、とても懐かしい名前であった。学園は素晴らしい校歌をもっていたのだと改めて思った。 また、学園の伝統の継承という意味からも何とかこの校歌を復活できないかと考えた。

 なお、この二人のコンビによる讃美歌は1954(昭和 29)年刊行の讃美歌では313番(この世のつとめいとせわしく、人の声のみしげき時に、うちなる宮に逃れ行きて、我は聞くなり 主のみこえを)として、 1997年刊行の讃美歌21(現在本校で使っている讃美歌集)では497番(うちなる宮に→祈りにしばし)として掲載され、今でも多くの人々が愛唱してい ることを付記しておく。(その2へつづく)

                                                                                   学校長 飯塚正秀

校歌表紙.jpg校歌2.jpg

 

 

前の記事 : 中学1年生 総合的な学習「福祉体験」
次の記事 : 「ハレルヤ。新しい歌を主に向かって歌え」讃美歌コンクール終わる。

このページの先頭へ