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2015年4月28日 アレセイア通信

校長室から(アレセイア通信)4月号

             成長する学校

 アレセイア湘南中学高等学校へ入学された、中学校53名、高等学校225名の新入生の皆さん入学おめでとうございます。中学と高校の2・3年生の皆さん進級おめでとうございます。2015年度が始まりました。

 私は小中学校時代に「人として歩むべき社会的なルール(規範意識)」「自分の感情をコントロールする力(自己統制力)」この二つを身につけることが人生の基礎になると思っています。高等学校では更にそれを深め知性と品性を磨くことが望まれます。中学高等学校の6年間は体も心も大きく成長し、自立に向う時期です。毎日の生活の中からしっかりとした自我・自律を確立し、目的意識をもつて進路への道を拓く事を期待します。

 さて、私が最初に勤めた公立中学校はチャイムの無い学校でした。「命令しない、命令されない」生活を目指す校長先生の方針に職員が賛同し、一日の始業と終業のチャイム以外は鳴らさなくなったのです。教師が授業に行くのも、終えるのも時計を見つつ自分で判断します。教室では号令がないので、教壇に立った教師の礼に生徒があわせます。教職4年目の私でしたが合唱やオーケストラの指揮者になったような気分でした。教師と生徒の気持ちがぴったりあって始めと終わりの挨拶ができるのです。教育の原点を学んだように思います。

 最後に勤めた公立中学校では、月曜日の朝会が週一度の生徒に直接語りかけることのできる貴重な時間でした。着任当初は話をするのに苦労する状況でしたが、年々改善されて、4年目(最終年度)は全校生徒の視線を熱く感じる程でした。学校が変化・成長していることをその集中を通して強く感じました。聖書の教えを建学の精神とする本校では、毎朝の礼拝で讃美と聖書朗読に続き、多くの先生方の説教を聴く機会があり生徒たちには聞く習慣が養われています。ただ、生徒と教師が共に主なる神様を拝する礼拝と校長講話を聞く朝会とを同列で比較するのは適当でないと思えます。むしろ、授業時間に教師と生徒の間にどのような真剣な学習の集中がなされているかが成長する学校の指標になるように思います。

 学校の成長とは、教師と生徒、生徒と生徒、ご家庭にあっては保護者と子ども等々、人と人が真剣に向き合って対話のできる時間をどれだけもてるかにかかっているように思うのです。

                                      学校長 飯塚正秀


 

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