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2016年4月 7日

アレセイア通信 2016年4月号

地球市民として…
 
 アレセイア湘南中学高等学校へ入学された、中学校46名、高等学校278名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。また、中学と高校の2・3年生の皆さん、進級おめでとうございます。いよいよ2016年度が始まりました。
 
 私はこの4月から学校長に就任しました武部公也(たけべ きみや)と申します。茅ヶ崎市内の公立中学校の校長から本校に着任して4年目を迎え、3月末までは副校長の職にありました。そして、この3年間は、グローバル教育カリキュラムを作成しながら、そのプログラムを推進する役割を担ってきました。今年度からは、いよいよ中学1年生から高校3年生までがグローバルカリキュラムで学ぶ年となります。
 
 本学園の2人の創立者、賀川豊彦先生、村島帰之先生は、建学の精神として「真の平和をつくるまことの人を世に送りだすこと」を提唱されました。平和学園が創立されて70周年を迎えるにあたり、本学園では昨年度末まで3年間かけて、幼稚園から高校まで一貫したグローバル教育カリキュラムを開発しました。その一部はすでに試行され、本校の2年、3年の生徒は様々な体験を重ねています。このグローバル教育カリキュラムでは「小さな平和」から「大きな平和」をコンセプトに、様々な体験と新しい学習スキルをリンクさせた多様な教育プログラムが用意されており、その学習プログラムを通して「言語力」「思考力」「たくましさ」の育成を図っています。求める人間像は、「将来必ず出会うグローバル社会において、地球市民として自国のアイデンティティーを持ち、世界平和を願いながら自分の意見を発信し、ともに行動できる人」とし、学びの中で地球市民としての資質を高めたいと考えています。今後、グローバル教育カリキュラムの様々なプログラムで学んだ本学園の卒業生たちが、多文化共生社会の中で言語、宗教、文化、慣習などの違う世界の人々とチームを組んでグローバルイシュー(地球的な課題)に取り組んでいくのではないでしょうか。
 
 聖書の教えを建学の精神とする本校では、毎朝の礼拝で讃美と聖書朗読とともに、多くの先生方の説教を聴く機会があり、生徒たちには話をしっかり聞く習慣が養われていきます。この習慣も、広い世界の中で、様々な違いを抱える相手の意見や考えを聞く上で大切なスキルになるのではないでしょうか。この「聞く」力こそ、これからの世界平和を築くための第一歩になると思います。現在、本校のグローバル教育のために、様々な分野の専門家たちが協力してくれています。ご指導いただいている各専門分野の内容だけでなく、その人たちの生き方や考え方も生きた教材になっているのではないでしょうか。自分で考え、その意見を発信しながら、多くの人と力を合わせて行動する地球市民を目指して、毎日の学習を大切にしていきましょう。
 
学校長 武部公也