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2015年4月28日 アレセイア通信

アレセイア通信 4月(号外)

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 4月20日、バンガーのジーン・フォーサイス市長が来校されました。(詳細は他の記事をご覧下さい)そこで、4年前の文章を再度掲載して、バンガー市のご紹介としたいと思います。

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バンガー、教会、大学、・・教育の基盤」(2011年7月号再掲)

  6月26日~7月9日まで、高1一貫生の英国研修が行われ、私も前半の7月2日まで同行しました。現地では国立バンガー大学を訪ね、学長と面会し、本校とバンガー大学日本研究所を通しての9年にわたる交流と今後の計画について話し合う機会を得ました。また、学長室前では、1612年刊行の欽定訳聖書(The King James Version :イングランド国王ジェームス一世が英国国教会の為に翻訳させた聖書。初版は1611年)という貴重な聖書を拝見することができました。

  また、バンガーの中央部にある St. Deiniol聖堂・教会を訪ねる機会を得ました。A.D.525年St. Deiniolが王によって与えられた土地に定住し、最初の小屋・修道院・教会堂を建て、弟子とともに伝道に励みます。その後、546年にはSt. Deiniolが司教を定め、彼の教会が伽藍を持つ聖堂(cathedral)になります。おそらく英国最古の聖堂、司教区とのことです。日本史では、仏教伝来(538)聖徳太子の誕生(574)前後のことであり、そんな昔にキリストの福音が大ブリテン島の南西端のケルト人(ウエールズ人の祖先)に伝わり、修道院・教会が形成されていたのです。

  以前、School(英語:学校)の語源は「修道院」であると言われ、強く印象に残っていました。語源をたどると古代ギリシャ語 ”schole”(スコレー)であり、市民が音楽や芝居、議論を楽しんだりスポーツをたしなんだりする余暇の意味であり、転じてその余暇を過ごす場所を意味するようになったとのことです。ラテン語でそれを”schola”(スコラ)と訳し「学院、僧院・修道院」を意味するようになり、派生して「スコラ哲学」などの語を生んだそうです。

  ちなみにSt. Deiniolは王に与えられた土地に棒を打ち立て、その間に木の枝を織ってフェンスで土地を囲い、その中に最初の小屋・修道院・教会を建てたそうです。このようなフェンスはこの地方ではバンガーと呼ばれ、それが地名になったと知りました。バンガーの起源が修道院・教会に由来し、後に大学を持つ都市に発展したことを考えると必然という思いがします。箴言1章7節の「主を畏れることは知恵の初め。無知な者は知恵をも諭しをも侮る。」との聖書の言葉が思い浮かびました。ヨーロッパではキリスト教の基礎と伝統の上に教育が築かれていることを改めて実感しました。

  今後ともバンガー大学日本研究所・国際大学連合(I.F.U)との交流の中で、語学研修、I.F.U所属大学への推薦・留学等々連携を深める新しい計画を進めていきたいと思います。

                         校長 飯塚正秀

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